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カーボン(チャコール)・キャニスター内活性炭入替作業
(カーボンキャニスター または、 チャコールキャニスター)

真夏日に停車中に車内にガソリンの臭いがし、駐車後車外に出ると強烈に臭いがしました。
 色々調べていると、ガソリンタンクの充満した揮発ガスを逃がす機構があるとのこと。
 この機構が怪しいのではと、点検することとしました。
  機構の仕組みとしては、
    1.ガソリンタンクに充満したガスが一定圧にたっしたら、開く弁及び負圧がかかると開く弁
    2.カーボンキャニスター
      エンジン停止時はガスはカーボンキャニスターフィルタをとおって臭い吸収して、外気に放出
      エンジンがかかっているときは、エンジンのエキマニに必要分おくられ燃焼、
                 余った分は外気放出(多分この状態ではあまらないような)
   上記のよう働きをするようです。

私の車の場合は、正面向かって右ヘッドライト下側にあります。

  

  ●まず、ジャッキアップ、ウマをかまして、バンパー下のカバーを外します。
  ●(おそらくタイヤハウス側のカバーも外すと楽に作業できると思いますが、
            私はガレージの関係でタイヤを外すのが厄介だったので、外さず作業しました)
  ●するとすぐに、カーボンキャニスターが見えます。(真下からの撮影です)

  

  
  ●1/2のメガネレンチでナット3個外すと本体は外れるので、配管関係をはずせば、外に取出しが出来ます。
  ●本体は、8mmだったかネジでフレームととまっているだけです。
  ●各部点検していると、本体と配管との接合口のOリングが腐ってぼろぼろになっていましたので交換。
  ●本体の吸気口排気口の臭いをかいで見ると結構ガソリンの臭いが!!どうも活性炭がだめなような感じ
  ●そこで、外気への排出口の先にホースをつけフィルターを繋ごうと考えたのですが、
    好奇心で蓋があるのでだめもとであけてみるために、マイナスドライバーでつなぎ目にさしたところ、
   簡単に接着面がはがれたし簡単に蓋が開いてしまい予定変更、活性炭を入れ替えることにしました。   
  
※外すときは配管が元に戻せるようにしるしをつけるようにしましょう。
  

      

  ●蓋を開けたら活性炭が出てくることを想像してましたがメッシュの中蓋がありました。
  ●蓋は簡単に開いたのですが、左の写真にある、ブルーの留め金がなかなか手ごわい
    軸が同とまっているのかわからないので、慎重に外し始めましたが、最後は力ずくで外しました。

  

  ●左の写真が本体内部、右の槽がガソリンタンク側、左の槽が外気放出側、若干右が変色しているようです。
  ●2層に分かれているので、外気放出上から一周する感じで活性炭内を通らないと放出されない構造になっています。  ●右の写真が、取り出した活性炭、小さいチップ上のものです。(袋は小さめのコンビニ袋です)
  ●左の止め具用の軸も簡単に加工できそうなので、次回交換が発生したときは、ネジに変えようと思います。
  ●活性炭を改めてにおってみましたが、結構ガソリンの臭いがします(ちょっと腐りかけ風かな?)

    

  ●左側は取り出した活性炭のアップです。
  ●右側は試しに、少量を水と一緒にペットボトルにいれ、振ってみて洗浄し、天日干ししているところ、
    乾いてからもガソリンのにおいは完全には取れませんでした。
       (空気清浄機の活性炭は時々水洗いで復活するのでやってみたんですが
                                  洗浄が足りないのかだめのようです。)
  ●活性炭をホームセンターの水槽の水浄化用を同量近くを購入してあったのを投入、したところ量が足りない!!
    早朝作業なのでお店があくまで小休止し、追加分を購入し投入し完了。
  ●結構つめて入れたようですが、吸気口から息を吹き込んでも軽く通るのでOK。
  ●取り外した反対の順序で取り付けをして完了。     
    蓋の接着は手持ちの目地埋め(シリコン系)を使用しました。密着圧をかけれるのであれば、
    液体ガスケットでもいけるかも?また空けるのが前提なんでボンドの使用はしませんでした。

  ※水槽用の浄化用活性炭を同等量かっても500円もしませんでした。
 
    
  構造で8はタンク側から、9は負圧ホースインマニとつながっていました。23もインマニにつながっています。
 21の電磁弁はエンジン始動時カチッ!カチッ!カチッ!と作動音がしていたので、ポンプのような動きをするような?

今回は、活性炭がどれくらい使えるのかわからないので、確認用のホースを外気放出側につけタイヤハウス側に口をだて、いつでも臭いを確認できるようにして、テストで走行、炎天下駐車していましたが今のところ臭いは収まっています。

何度か走行して、ホースの臭いを確認しましたが、まったくガソリンの臭いがしません。
  活性炭がだめになっていたのは確実ですが、
   ・インマニ側に流れるガスがほとんど放出されていたか
   ・だめになったオーリングからガスが漏れていたか
 
 ※原因として可能性が高いのは、電磁弁が接触不良で作動していないため、
    
  発生したガスがほとんど外気放出していたのが原因だとおもわれます。
               
   破損以外でカーボンキャニスターの交換は無いと思います。


最終的に臭いがしなくなったので、気分良く車に乗ることが出来ます。
  • ご注意 
    実際にメンテナンスを行った結果についてその方法と写真をまとめてみました。 
    このホームページ記載の内容にもとづいて作業をされる場合は全て作業される方の責任において              行って下さい、作業方法や作業された結果などについての一切の責任はご容赦願います。  
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