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冷却ファン フル電動化


  機械式ファンをフル電動化を何とか実現できました。

 機械式ファンだけでは、渋滞時に水温が上がってしまうため、とりあえずサブファンのコントローラーを作成

 水温も安定エアコンの冷えもよく乗れるようになっていました。

  コントロールは、自作FET回路をPWM発振回路の2段階制御

 サーモスイッチで設定温度になるとエアコンコンプレッサーONで50パーセントで回転

 純正の水温センサースイッチONで100パーセント回転の制御していました。 


 フル電動化はSR3にお乗りのOGAWAさんが採用された 

 アリストの電動ファンをまね入手し内部ベアリングを交換して利用することにしました。

 また、OGAWAさんには、制御回路の基本的なものを教えてもらったのですが、

 実回路構成は私には難しく、実現できなかったのですが、

 色々調べていくと パソコンの温度制御ファンにマイコンを採用しているページが結構あり、

 回路は簡単にできマイコンにプログラムを書き込むことで制御できるので、こちらを採用しました。

 プログラムも公開されていたので、意外とあっさり作成することができました。

 ●構成は、リレー2個・ヒューズボックス・水温センサーユニット増設



7.5A がリレー用 
20A がファン用 



電動ファン用リレー 
 ●ヒューズボックス増設
 ●リレーを2個増設(常時電源からファンへ)
   リレースイッチは、コンプレッサースイッチと、コントローラー温度スイッチ



メインファン正面より向かって右側



エアコンファン正面より向かって左側



エアコンプレッサーとのクリアランス


 ●画像はありませんが、機械式ファン、シュラウドをすべて取り外します。
 ●アリストの電動ファン自体はちょうどいい大きさで、ホール類箇所をカットで収まります。
   ラジエーターとエンジンとの幅は余裕がありますが、エアコンコンプレッサーと干渉するのでカットします。



 
 ●水温センサーをアッパーホースに割り込ませました。
   センサーに利用したものは、LM35DZ
    ・0℃で0V、1℃当たり10mVの出力、25℃だと250mV、
                    100℃だと1000mV(1V)を出力とわかりやすい動きをしてくれます。




 ●コントローラーとなります。液晶の表示は水温ですが、電圧を測定して表示していますので小数点以下を見ています。
  ・赤色LEDは温度センサースイッチの状態表示ONでランプ点灯
  ・右の緑色LEDはメイン・エアコンファンへの発振状態
 左に移っている黒い箱はテスト用のコントローラーです。

 ユニット内は、PIC12F683にプログラムを書込み オペアンプで増幅したものをPICで判断して発振を変えます。
 オペアンプに温度センサースイッチの役目もしています。


  ・50℃から70℃間で30パーセントの発振
  ・70℃から85℃間で60パーセントの発振
  ・85℃から90℃間で80パーセントの発振
  ・90℃以上は 100パーセントの発振
  ※温度の判定は3回測った平均値をとっています。

 ここに温度センサースイッチをつけて50℃以上でONとなり電動ファンのリレーへ電気を流します。
 また、エアコンプレッサー連動は50℃以上で発振を開始しますので、50℃まではコンプレッサーONでも回転しません。


 ※PWM・FET・PIC・オペアンプに関してはネット検索するればたくさん出てきますので自身で調査してください(笑)


ご注意 
  実際にメンテナンスを行った結果についてその方法と写真をまとめてみました。 
  このホームページ記載の内容にもとづいて作業をされる場合は全て作業される方の責任において
  行って下さい、作業方法や作業された結果などについての一切の責任はご容赦願います。  
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